料理として主に焼き鳥を提供する店は、「焼き鳥屋」と呼ばれることが多い。焼き鳥屋は店内に焼き鳥を焼く台を設置してあり、客の目の前で焼いていることが多い。
料理として主におでんを提供する店は、「おでん屋」と呼ばれることが多い。おでん屋はしばしば店舗の形式ではなく屋台の形式で営業される。
焼肉店の中にも居酒屋の形式で営業をしているところもある。そういった店ではしばしば肉(筋肉部)よりもホルモン焼きを主として出す場合が見られる。
お好み焼きの看板が掛かっていても、ビールの看板も一緒に出ている店や夕方から深夜にかけて営業する店などはお酒を飲む店であり、「お好み焼き屋」でないことがあるので注意が必要である(お好み焼きを提供しない店すら存在する)。
店内に大きな炉を設置し、そこで焼いた料理を出す店は、「炉端焼き(ろばたやき)」と呼ばれることがある。炉端焼きでは、炉越しに料理などを渡すためにしゃもじを巨大にしたような特別な道具を使うことがある。
1人または2人の少人数で運営し、あまり大きくない店舗(しばしばカウンター席のみ)で営業している店は「小料理屋」と呼ばれることもある。特に、料理に凝ったものを用意している場合にこの名称が用いられる。
飲料として主にビールを提供することを目的としている店は、ビアホールと呼ばれる。一般の居酒屋よりも開放的に作られていることが多く、屋外で営業されるものはビアガーデンと呼ばれる。
かつての居酒屋は、看板代わりに赤い提灯を店先に掲げていたことが多かったため、居酒屋を「赤提灯(あかちょうちん)」と呼ぶ人はいまだに多い。同様に、縄で作った暖簾を入り口に下げていた店が多かったことから、「縄暖簾(なわのれん)」と呼ぶ人もいる。近年のチェーン店化された居酒屋をこれらの名前で呼ぶ人は少ない。むしろ昔ながらの居酒屋をチェーン店と区別するときにこれらの名前を使う。
キシラン ノート ローズ マッハ リボ デリバラ 田舎国 ゴマナ ゲート フォトモ ザンス カッコー コッチ チリン シャー タジーン メーカ ディング モード アップ クロゼ レイオ モラトリ ダイキリ サイリウム レセプト クオリア ロトロン シーラーズ プルマン タリフレ ハッチ カップ ブローシャー オレキシン タバーン ノード ビッシング ヒットラー タッチ きくま 深呼吸 ゾディア はつう パラコート マスコ 和銅 しちの トラック ビヨウ
文化 [編集]
現在は老若男女を問わず利用されているが、かつては居酒屋は主に男性会社員や肉体労働者の大衆的な社交場として機能していた。これが日本の文化に与えている影響も少なくない。 歌謡曲の題材として取り上げられることが多く、特に演歌で居酒屋の情景が歌われることが多い。 また、日本映画の舞台として取り上げられることもある。
小説「居酒屋兆治」(山口瞳) - 居酒屋を営む、まっすぐにしか生きられない男を描いた作品。高倉健主演で映画化もされた。
歌謡曲「居酒屋」- 五木ひろしと木の実ナナが歌い1982年に流行した。いまでもカラオケでよく歌われている。
歌謡曲「居酒屋サンバ」 - 南かなこが歌い2003年に流行。居酒屋のメニューが出ることで有名。
映画「居酒屋ゆうれい」- 1994年に渡邊孝好監督により映画化された。同年のキネマ旬報日本映画ベストテンに入った。
落語「居酒屋」- 酔っぱらい客が居酒屋で働く小僧をからかうという噺。
また、海外でも居酒屋(に相当するもの)を題材とした文芸作品などがある。
小説「居酒屋」L'Assommoir (エミール・ゾラのルーゴン・マッカール叢書)
定番メニュー [編集]
居酒屋は様々な形態のお店があるが、「居酒屋といえばたいていこれは提供している」という、「定番メニュー」がある。主なものを下に列挙する。
酒類 [編集]
日本酒
ビール
焼酎
サワー
チューハイ
ワイン
ウイスキー
ホッピー(主に関東地方)
料理 [編集]
おでん
焼き鳥
冷や奴
枝豆
刺身
唐揚げ
どて焼き(関西ではポピュラー)
漬け物、キムチ
乾きもの(柿ピー、さきいかなど)
塩辛
煮込み
もつ(ホルモン)料理(もつ煮込み、酢もつ、ホルモン焼き、もつ鍋など)
豚足
牛スジ肉料理
突き出し、お通し [編集]
店に入って酒を注文すると、他に何も頼んでいなくても小皿や小鉢に入った一品料理が出てくるケースが多い。これは「お通し」もしくは「突き出し」と呼ばれるもので、最初の注文が入ってから客に出すまでの時間をつなぐためのものである。この他「口取」とする店もある。予め作っておいてすぐに出せるもの、あるいは前日の残り物などを上手く処理して出す。枝豆や、前日は刺身で出していた魚を、煮付けにして出すなどはその例である。関東ではお通し、関西では突き出しという所が多いようだが、両者で全く正反対の言葉を同義語として使っているところが興味深い。
突き出しの目的を考察すると、突き出しは酒を飲ませるためのつまみであり、注文した料理が届く前に客が酒を 飲むことで酒の売り上げを増やす目的もあり、客への便宜と言うよりは店の便宜である場合も多い。一部の店では客が「店に入る条件である」として突き出しを拒否できないと強要しする場合があり、また中には、極めて高額な品を出して「ぼったくる」こともあり、違法であるとして裁判にまでもつれ込むこともしばしばある。特に一般的でない日本のこの片寄った「慣習」を知らない外国人観光客とのトラブルが多い。
最近では、このお通しを拒否可能としている店もあるが、それの如何に関わらず、席料などの名目で客の注文した額に多少かさ上げした額の支払いを必須とする店も大手チェーン店の一部などに見られる。いずれの場合も、その料金システムは、メニュー等の書類の目立たない箇所に記されるのが一般的である。
一方で、熊本県熊本市のある居酒屋では、420円で大量の突き出しを出す。その店は、「ナニコレ珍百景3時間スペシャル・史上最強!驚きのニッポン衝撃風景グランプリ!!」(2008年10月放送)で、「止まらない突き出し」というタイトルで紹介され、珍百景に登録された。ちなみに、取材時における突き出しの品数は14皿、突き出しの価格は420円、ビール(ジョッキ)が500円なので合計920円であった。[1]このような事例も一部存在する。